■水商売専門紹介業の原点
1997年、私の地元周辺(上野～銀座)にあるクラブ・キャバクラ店を対象にした紹介業を友人と思い付き仲間を募り、上野/秋葉原/神田/銀座/新橋エリアのクラブ・キャバクラ専門スカウト業界の全ての始まり(原点)となるスカウトグループを創りました。

約15年半(1997年3月～2012年9月)の期間をスカウトマンとして路上で活動しました。
※開始当時、路上スカウト行為は合法でした。
​※当時から身だしなみにも気を使いスーツで活動。
​※当時から性風俗には一切関わっておりません。
​※店内業務の片手間でスカウト活動する店舗従業員の方は、紹介業界ではありません。

●1997年ってどんな感じ？
●お仕事探しは求人雑誌が主流
●銀座と上野に水商売専門スカウト業が存在しない
●今の10倍、深夜早朝でも街が人で賑わっていた
●街中にヤンキー/チーマー/族/反社も溢れカオス
​●月間本指名数100本以上のキャバ嬢が大勢存在
​●金曜の各店、常に満席で店前で30分/1時間待ち


●活動スポット
​上野：ABAB前/仲町通り入口/上野駅
​銀座：プランタン前/5丁目～8丁目/銀座駅/新橋駅

開始当時は世間一般的に水商売スカウトの認識が無かった為、あの人達ってナンパばっかりしてるけど何？と不思議がられる存在でした。


​●女性との信頼関係を重視
開始当初は仕事を教わる上司もマニュアルも同業者も存在しなかったので、女性からの信頼関係(マネージメント/メンタルヘルスケア/お店の見極め/トラブル対応)は、全て手探りで実践経験を積み重ね学ばせて頂きました。

今どきのスカウトマンはどうか知りませんが、本来のスカウト業は入店させたら終わりではありません。在籍中の方が大事で、お店の担当者よりもマネージャー的存在になるように徹して、何事にも対応できるスキルとメンタルヘルスケア能力がスカウトに対し求められました。
(紹介＋マネージャー的存在＋よき相談相手/理解者)

女性から信用信頼を得る努力を惜しまなければ、こちらから引き抜き行為する必要もなく、次に移動する際に「またどっか紹介して」と女性の方から頼ってリピーターになって頂けますし、安心・信用できれば自然と「友達で店探してる子が居るんだけど」とお友達も紹介して頂けます。

関係性が途切れず10年来のお付き合いの方が大勢いました。

昔は今と違いSNSやMailが主流でなく、電話で話したり会って話すのがメインでしたので女性との距離が近い関係で、沢山の女性の方と真剣に向き合う事で色々と学ばせて頂き対応力が培われました。
※当時は睡眠時間が平均3時間の生活

​そして月日と共に、沢山のスカウトマンや紹介会社が現れたり消えたりの繰り返し。